Page 83 - 介護の特定技能評価試験

２）障害の種類、原因と特性

し たい
〔肢体不自由〕
し たい し し たいかん
肢体不自由とは、病気や事故で四肢や体幹に障害を受け、日常生活や ＰＡＲＴ

社会生活に困難が伴う状態をいいます。 ２
そんしょう せきずい そんしょう こう い
病気や事故による手足の損傷、脳や脊髄神経の損傷、病気やその後遺
しょう せきちゅう こうしゅく
症による関節や脊柱の変形、拘縮によるものなどがあります。 こころとからだのしくみ
生活の困難さは、障害の部位や程度により個人差があります。運動機
つえ
能障害に伴い知的障害などが同時に起こることがあります。杖や車いす、
ぎ そく
義足など、利用者にあった福祉用具を使用します。

C

H
A
P
T
E
R
2
介護を必要とする人の理解

解説
ICF（国際生活機能分類）

ICF とは、人間の生活機能を分類し、対象者の全体像を理解するための

ものです。人間の生活機能とは、心身機能・身体構造、活動、参加といっ

た日常生活を営んでいくための能力や働き、環境などのことを指します。

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