Page 146 - 介護の特定技能評価試験
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CHAPTER

          2                 食事の介護



















                          1     食事の意義




                           食事は口から食べることをいい、体内に栄養を取り入れ、活動や生命
                            い じ
                         を維持するためのものです。
                                                          だいのう    し げき
                           口から食べ、味わうことは大脳に刺激を与え、生活リズムをつくるこ
                         とに役立ちます。

                           食べることは、生活の中での楽しみでもあり、人と人との関係を築く

                         コミュニケーションの機会になります。




                          2     食事に関連したこころとからだのしくみ




                           人は、おなかが空いたことを脳で感じることで、食べたいという気持
                         ちが生まれます。

                         ・食卓まで移動し、姿勢を整えます。次に食べ物を目で確かめます。は

                           しやスプーンなどを使って食べ物を口に運びます。かんで飲み込みま

                           す。
                                      し かく   きゅうかく                        み かく   しょっかく
                         ・食事は、視覚や嗅覚で食べ物を確認し、味覚や触覚で味や歯ごたえを
                           感じます。

                         ・食事には、多くの機能が関連します。



















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