Page 147 - 介護の特定技能評価試験
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せっしょく えん げ
摂食・嚥下の流れ
先行期 ・ 食べ物の色や形、においなどを認知しま
す。
だ えき
ぶんぴつ
・唾液が分泌されます。
準備期 ・口に入れた食べ物を、咀しゃくし、唾液
だ えき
そ
しょっかい
と混ぜて食べ物のまとまり(食塊)をつ
くります。 PART
4
生活支援技術
口 こう
しょっかい
こうくう
こうとう
腔 くう ・食塊を口腔から喉頭へ送ります。
期
・送るのは主に舌が使われます。
C
H
A
えん げ はんしゃ しょっかい いんとう P
咽 いん ・嚥下反射が起こり、食塊が咽頭を通過し E T
頭 とう ます。 R
期 こうとうがい しょっかい き かん 2
・喉頭蓋が閉じ、食塊が気管に入るのを防 食事の介護
ぎます。
食 しょく
道 どう しょっかい しょくどう
期 ・食塊が食道から胃へ送り込まれます。
せっしゅ
この流れのうち、どこかに障害があると安全に食べ物を摂取する
せっしょく えん げ しょうがい
ことが難しくなります。これを摂食・嚥下障害といいます。
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