Page 148 - 介護の特定技能評価試験
P. 148

3     食事の介護の実際




                            食事介護の留意点

                         ・食べ物の好き嫌いを確認します。

                         ・病気の治療やアレルギーにより、食べてはいけないものがないか気を

                           つけます。
                                      そ           えん げ
                         ・利用者の咀しゃくや嚥下の能力に合わせて、やわらかくしたり、刻ん
                           で食べやすくします。

                         ・温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べられるように気をつけ

                           ます。



                            そ           えん げ
                         (咀しゃくや嚥下の能力に合わせた食事の形態)
                           刻み食  :食べ物を食べやすく刻んだもの

                           ペースト食:食べ物をペースト状にしたもの

                           ソフト食 :食べ物の形はそのままで、やわらかくしたもの
                                           えん げ
                           とろみ食 : 嚥下機能の低下した人が水分にむせないようとろみをつ

                                           けたもの




                         1)食事の姿勢



                            正しい食事姿勢
                                        こし        そくてい
                           いすに深く腰かけ、足底を床につけます。少し前かがみになり、あご

                         を引いた姿勢をとります。





                                                                                                      ご
                                                                         あごをあげた姿勢では、誤
                                                                         えん
                                                                         嚥のおそれがあります。
















         146
   143   144   145   146   147   148   149   150   151   152   153