Page 94 - 介護の特定技能評価試験
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4)認知症の症状


                           認知症の症状は、次のように分類できます。

                          中核症状:脳の障害で起こります。
                                        けんとうしき         じっこう き のう
                           記憶障害、見当識障害、実行機能障害、理解・判断力の障害など。

                          行動・心理症状(BPSD):環境、利用者の性格や素質、人間関係な

                           どで起こります。
                                   しょうそう                  こうふん                     はいかい
                           不安・焦燥、幻覚・妄想、興奮・攻撃的な行動、徘徊など。



               ● 認知症の中核症状と行動・心理症状




                                                                  性格・素質
                                       中核症状                                  行動・心理症状
                                                                                  (BPSD)


                                                                                   しょうそう
                                ・記憶障害                                     ・不安・焦燥

                     脳細胞が死ぬ
                                  けんとうしき
                                ・見当識障害                                    ・幻覚・妄想


                                  じっこう き のう                                 こうふん
                                ・実行機能                                     ・興奮
                                  障害                                        攻撃的な行動
                                                                  環境・心理状態

                                ・理解・判断力                                     はいかい
                                  の障害                                     ・徘徊



                                ・その他                                      ・その他




                                                                           行動・心理症状は、周辺症状とも
                                                                         いわれます。


















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