Page 156 - 介護の特定技能評価試験
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2)排便のしくみ
しょう か
口から食べた食べ物や水分は胃に送られ、消化が始まります。食べ物
や水分は小腸に送られ、栄養分と水分が吸収されます。吸収された後の
ものは便となってからだの外に出ます。これを排便といいます。腸に便
べん い
がたまると「トイレに行きたい」と感じます。これを便意といいます。
べん い
便意は時間がたつと消えます。
● 便をつくることに関係のあるからだの部位
こうくう
①口腔
口から入った食
そ
べ物は、咀しゃ
だ えき
くによって唾液
しょう か しょくどう
と混ざり、消化 ②食道
されやすくなる。 食べ物が送られ
る。
③胃
食べ物が送られ
ぜんどう ⑤大腸
ると、蠕動運動 じょうこうけっちょう
が始まり、胃液 便は、上行結腸、
横行結腸、下行
ぶんぴつ おうこうけっちょう か こう
の分泌によって
結腸、S状結腸
しょう か けっちょう えすじょうけっちょう
食べ物の消化が けいせい
行われる。 を通って、形成
される。
④小腸
しょう か
消化し、栄養分 ⑥肛門
はいしゅつ
と水分を吸収す 便を排出する。
る。
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